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あんま指圧マッサージ

あんまマッサージ指圧とは?

あんま・マッサージ・指圧は、体調を整えることを目的に、手や指等で、もむ・さする・おす・たたく・ふるわせる・引っぱるなどの手技を行う手技療法です。

効果が期待出来る症状や疾患の例としては、肩こり・腰痛・頭痛・頭重・めまい・耳鳴り・倦怠感・疲労・食欲不振・便秘・不眠・冷えなどや、内因性の疾患(神経痛・麻痺・脳卒中後遺症・リウマチ・本態性高血圧など)や、外因性の疾患(関節の変形・骨折・脱臼・捻挫の後遺症など)です。

上記の症状や疾患は、血流が悪くなる事が原因で起こることが多く、あんまマッサージ指圧は血液の循環を改善し、新陳代謝をうながします。
また、心身がリラックスし、ストレスを解消させるリラクゼーション効果も期待できます。

あんまとマッサージと指圧の違いは?

あんま

あんまは、古代中国でうみだされ、日本へは奈良時代に伝わったとされています。
あんま(按摩)の按は「おさえること」、摩は「なでること」を意味します。東洋医学的な考え方に基づいた手技療法で、衣服の上から遠心性(心臓の位置から手足に向かって)に施術を行います。

効果
主な効果としては、筋肉内の血流を良くし、新陳代謝をうながします。また刺激をあたえることによって身体機能が調節されます。例えばお腹のマッサージは消化吸収をうながす効果があります。

マッサージ

マッサージは、ヨーロッパで生まれ、日本へは明治時代に伝わりました。
マッサージ(Massage)はフランス語が由来ですが、語源はアラビア語の「おす(Mass)」とギリシャ語の「こねる(Sso)」からきています。
オイルやパウダーなどの滑剤を使用して、求心性(手足から心臓の位置に向かって)に直接皮膚を刺激していく施術です。

効果
マッサージは、血液やリンパの流れをよくすることによって、筋肉や関節などにも様々な効果があります。近年では、リンパ浮腫に対して行われる医療的なリンパドレナージなどがあります。

指圧

指圧は、明治時代末から大正時代にかけて日本で生まれました。
大正9年頃に現在の指圧療法の原型となる指圧が浪越徳治郎によって確立されたと言われています。

指圧療法は、衣服の上から、親指を中心に四指や手のひらなどを使い、身体の指圧点(ツボ)を垂直かつ持続的に押していく施術です。

効果
主な効果としては、皮膚の働きをよくし、筋肉や筋膜をほぐし、血液やリンパの流れを良くしていきます。
また、関節の動きをよくし、神経系や内分泌系に働きかけ、同時に内臓の働きを活発にする効果もあります。

国家資格である「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」

鍼灸(はりきゅう)の治療を行うには、「はり師」「きゆう師」という国家資格(厚生労働大臣免許)、あんま・マッサージ・指圧等の手技療法を行うには、「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格(厚生労働大臣免許)が必要です。

厚生労働大臣・文部科学大臣が定めた専門学校や大学などの教育機関で3 年以上の間に、知識や技術を習得し、さらに国家試験に合格することで免許を取得することができます。

「はり師」「きゆう師」「あん摩マッサージ指圧師」の専門学校については、公益社団法人 東洋療法学校協会の「はり師」「きゆう師」「あん摩マッサージ指圧師」の国家試験については、厚生労働大臣指定試験登録機関の公益財団法人東洋療法研修試験財団の、公式ページをそれぞれご確認ください。